最後のブログ(仮)

90年代以降作り散らしたblog的なものの最後

青森市

1987年8月3日

今日はねぶたの日だった。ちゃんと予定通り間に合った。少し早めに着き、愛用の一眼レフCanon A-1を準備した。当時はパトローネに入った銀塩フィルムをカメラの背部左側にセットし、5cmぐらい引き出して右側のリールで巻き取るようになっていた。それで最大36枚撮影できる。撮影が終わったら、ボタンを押してロックを解除し、左側のノブを回してフィルムを完全に巻き取ってから背面の蓋を開けてパトローネを取り出す。この順序を間違うと、撮影済みのフィルムが感光してすべてがぱあになるのだった。

ねぶたは熱狂的なものだった。と思う。写真もたくさん撮った。前述のように36枚しか撮影できず、それが終わると新しいフィルムに交換しなくてはいけない。今のデジタルカメラのように無限に連写できる夢のような状況には程遠かった。

意匠を凝らした巨大でカラフルなねぶたが次々に通っていった。去年(2017年)どうやらこの日に大学の友人も来ていたらしいということをfacebookで知ったが、それを読んでひょっとしたら当時も知っていたような記憶が蘇ったが、これもやはり詳細は闇の中だ。

青函連絡船の出発はたしか夜中で、早朝に到着する予定だった。明日はいよいよ函館。北海道上陸だ。