8時、明日香荘で朝食をとって出発。フロントの方に聞いたところ今年はまだクマは出ていないとのこと。ちなみに金熊温泉の名は金太郎と遊んだクマにちなんでいるとか。金太郎伝説は足柄だけじゃないらしい。
Pro2の充電ケーブルがアース付き3本足コンセントだから変換プラグを見つけておいたのに忘れたせいで充電できず。そのまま曇っている鷹狩山展望台へ。途中でサル達の朝食の邪魔をしたかも。雲の多い北アルプスも立体感があって良い。写真をぱちぱち撮る。そういえば中学生で一眼レフを手にして一番多く撮っていたのが雲の写真だったことを思い出した。基本に帰ったわけか。
山をほぼ降りたあたりに大町山岳博物館があった。せっかくなので少し勉強したが、相変わらず固有名詞は覚えられず。鳥瞰地図とパノラマポスターを買った。
そこから懐かしい国道148号と147号が変なふうに互い違いになっているところを通り過ぎ、山麓線を南下した。北アルプスの景観は神々しかった。今風に言えば「尊い」だろうか。しかし地表に目をやると、尊い山の麓に住むからといってそこの人々の暮らしまで尊いわけではないということを思い出す。ここらに住めたらと思ったこともあるが、そうすると人のアレコレに巻き込まれるのかと思うと気がひける。
松本、塩尻、岡谷、諏訪を抜けて茅野。ここでは20年ぐらい前に旧友の家を訪れた際に宿泊したホテルを見つけ、なんとも言えない気分になった。川沿いのアップダウンのある道路をびゅんびゅん飛ばす彼を追いかけた。彼がこの世を去って4年が過ぎた。
しつこく20号線を下る。山梨県に入ると雪の南アルプスの姿が見えてきた。それまではふつうに緑の山々だった。北杜市の道の駅に入って写真を撮ってみたが、やけに疲れているのに気づく。さすがに静岡まで到達しなかったが時間的には余裕なので、南アルプス市で泊まることにし、ネットを探すとすぐに格安プランが見つかり予約。到着してみると3年前に友人と宇都宮で同じグループのホテルに宿泊した時の記録が出てきて驚いた。システムも部屋も極めて合理的。途中の電気屋で3本を2本に変換するケーブルと6口＆USB2口のテーブルタップを調達したので鬼に金棒。
今日は写真の整理と充電をしっかりする。
