最後のブログ(仮)

90年代以降作り散らしたblog的なものの最後

混沌と混乱と狂熱

おれと一緒に行くのは混沌と混乱のみで狂熱はない。

3年前の友人に何があったかも分からないまま、そしてこれから企んでいる企画がどうなるかも分からないまま、現在という点Pは秒速1秒あるいは時速3600秒で進んでいく。こういうときビジョンが重要だとされるが、それはまあ同意するにしても、点Pにおける自身の心身こそがもっとも大事である。たとえ紙に書いた立派なビジョンがあろうが、心身に不調を来していればそれを破り捨てるかもしれないし、高いところからダイブするかもしれないし、1ヶ月寝込むかもしれない。

そうならないためにはまず点Pに立つ自身を安定させることだ。冒険という究極的に不安定な活動に身を投じるためには自身まで不安定ではならない。不安定な活動をする主体は最大限に安定している必要がある。加齢に伴って肉体のあちこちにガタが来るのは不可避だが睡眠と栄養まで不十分だとまともな活動は覚束ない。しかしそのどちらも自分にとっては難しいものになった。ホルモンのせいか睡眠が浅く短い。減量を継続している(つもり)なので、摂取カロリーが少なめな上にバランスを取るのがむずかしい。

調子が良いときは躁状態であるかのような無敵感、悪いときは抑うつ状態であるかのような終末感。躁鬱病あるいは双極性障害といわれるものの振幅を縮小したような脈動が週単位である。想像は付く。躁っぽい時の行い、主に過食と短睡眠と浪費、の副作用が1週間の位相遅れで襲来して鬱っぽくなるのだろう。これでは安定は望めない。良い音楽は安定したテンポの上にのみ紡がれる(除現代音楽)のだ。

日中に眠気を感じなくとも睡眠不足によって情緒が不安定だったり思考が雑になったりすることはある。それをセルフモニタリングすることは可能だが、異常を検知しても即効性のある解決方法はない。その場をやり過ごして美味しいものを食べて早めに寝るぐらいだ。途中で覚醒しても無理やり9時間ぐらい寝る。個人的には牛肉と茶色いパンとフルーツを食べると満足度が高い。なんと凡庸な結論。

ただアウトプットを面白くするために自分自身の頭が3個あったり腕が12本あったりする必要はなく、平凡な肉体と頭脳を巧みに使えばよい。

なんと凡庸な結論。