最後のブログ(仮)

90年代以降作り散らしたblog的なものの最後

ことばとからだ

ひとのことばはプログラムのソースコードじゃないから、
ことばを正確に積み上げていけば伝わると思ったら大間違い。

ひとのこころはコンパイラじゃないから、
最後までソースを読んでくれるとも、
読んだからといって理解してくれるとも、
理解してくれたからといってその通り動いてくれるとも限らない。

それどころか正反対のことをするかもしれない。


ひとのからだを動かすにはどうすればいいのか。
こころを動かすしかない。

こころを動かすには…?


ことばはただの媒質だ。

ことばそれ自身が持つエネルギーもあるけど、
そのことばを発するからだそのものが持つエネルギーにはかなわない。

右!右!と叫んで左を指させば、ひとはどっちを向くだろう?
多くのひとは左を向くんじゃないのか。おれ自身は右を向くとおもうが。

こころを動かすちからを持つことばは、
力強く動くからだからしか発することはできないのかもしれない。

動くだけのやつは尊敬されるが、
ことばだけのやつは尊敬されない。