最後のブログ(仮)

90年代以降作り散らしたblog的なものの最後

ラジコンを作っている。

去年のクリスマス、小学校3年生の次男が「ラジコンが欲しい」と言い出したので、親子であれこれ調べた挙げ句、サンタに依頼し、再委託を受けた私が秋葉原で調達してきた。その後ツマに「何が欲しい?」と聞かれた時、反射的に「ラジコン!」と答えたのは、秋葉原での経験と無関係ではないだろう。


思えば小学生の時、父の知人から「ぶんけんスカーレットバギー」という02エンジンを積んだ小型の車を頂いて以来、走らせるだけでは飽き足らず、改造したり市販のキットを買ってきて組み立てたりしていた。だが中学に進学するとブラスバンド漬けの生活、高校ではそれに加えて天文部とか受験、大学ではオーケストラや女の子(冗談冗談)などでそれどころではなく、20代中盤ぐらいに突然思い出して一台組んで満足して以来、再び完全に忘れ去られていたのだった。


ところがここにきて次男の発言である。当然彼もすべてを一人で組み立てられる訳でなく、私も手伝ったのだが、やはり自分の好きなWRC版のインプレッサを作ってみたいという気持ちは満たされておらず、その結果、この休みを利用してぼちぼち作っている。だが40過ぎてからこういう作業をやろうとすると、老眼で細かい部品の区別がつかないは、肩は凝るはで、けっこう苦労する。でも純粋に没頭できるので良い。なんというか最近味わっていなかった感覚だ。


走らせることよりも、手でいろいろな部品を組み立てて行くこと自体が楽しいので、作り終わるとあまり真剣に走らせないのだが、今回は次男が「公園とかじゃなく、ちゃんとしたところで思いっきり走らせてみたい」というので、これが完成したら二人でここからほど近い所にある屋外サーキットに行ってみるつもりだ。