最後のブログ(仮)

90年代以降作り散らしたblog的なものの最後

夜中の四尾連湖駐車場に行ってわかったこと

星空指数の高い南アルプス市へ南下して適当に泊まり、比較的近い観測スポット候補に行ってみた。四尾連湖(しびれこ)駐車場だ。

市内から見る空は雲が多くて星はほぼ見えないのだが、四尾連湖に至るまでのルート自体がもう暗い。半径5km以内に人の気配がしないぐらい(実際にはいるはず)、人っ気がない。

湖畔だと思っていたので、その駐車場に着いた時はあれ?という感じだった。しかし天頂を見てみると、肉眼でも天の川が分かるぐらいの暗さがあった。ただ周囲の木が高く、低い空は見えない。入り口の明かりを避けようとするとぎりぎり北極星も見えないようだ。

確かにこれで天の川は撮影できるだろう。しかしこれで撮影したとして、果たしてそれは自分の欲しいものだろうか?と考えると、明らかにNoだ。

場所や手段を選ばずに天の川を含む星景写真を撮りたいのではなく、ちゃんとシチュエーションや地上の風景があった上でのものだということを改めて思い出した。天体そのものではなく、天体と地表の対比だ。星がまったく見えない日が続いたのでついカッとなって道を踏み外すところだった(というほどでもないが)。

台風の追加があったようで、ますます空気はアゲンストである。梅雨が極端に長いかと思えば、あけた途端に台風連発とはどういう塩梅だ。いいかげんにしてほしい。