出張から帰国して成田からの帰り。
リムジンバスで隣に座ったサラリーマンの聴いている音楽がひどくうるさい。
そこでお気に入りのノイズキャンセリングヘッドフォンでiPodを聴きはじめたツマ。
いきなり大音量で流れ込んできたのが美輪明宏の「ヨイトマケの唄」。
睡眠不足で感情が緩んでいたのか。
某国で見た素朴で力強い風景に、戦後日本の幸せだった姿を重ねたのか。
隣にサラリーマンがいるにも関わらず、滂沱の涙を流すツマ。
嗚咽さえ漏らして。
曲が終わるのを待たず嗚咽は鼾へ。
ツマは深い眠りに落ちた。
その様子を嬉々としておれに語るツマ。