さて、本日昼より京都で催される友人SMの結婚式に出席すべく、横浜を後にしたのが午前1時半ごろ。まずは市内の友人SK宅を目指す。予定では、
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- 京都
- 広島
- 新潟
を周るつもりだが、時間によりそのルートあるいは経由地は変更されうる。
何年かぶりだったが、SK宅はおれの紙製で縮尺固定のナビとおれの記憶の力であっさりわかった。久しぶりに会うが久しぶりとも思えず、数年前と変わらぬその雑然と整頓された部屋と共に、一段と薄くなった頭と共に懐かしさを呼び起こした。しかし11時に式場に来いと言われているのに到着したのが9時ごろである。仮眠を取る暇もなく雑談をしてそのまま式場に向かう。
さて結婚式である。新婦は、かつて元彼からおれと間違われたことがあるという悲しい過去を持つ女、SM嬢である。新郎がまたしても細い人であったため、これを気に大幅なダイエットに成功し、別人28号と化したのだった。
場所も料理も雰囲気も良いのだが、それだけでなくなんというかこう、実にしみじみ良い式であった。よかったよかった、という感じである。そしてさらに、新婦の友人たち(すべて女性だったが)と接してみて初めて見えた彼女の一面もあり、それもまた発見であった。しかしそれにつけても、新郎と新婦の喜びに上気した表情の初々しさよ。特段若いわけではないのだが、新たな世界へ一歩踏み出すときの喜びとも緊張ともつかぬ、期待と不安に満ちたあの感じが彼らから伺える。それはとても好ましいものだった。そして、こういう気持ちを忘れないようにしたいものだと深く思ったのである。
夕刻、SK宅へ戻り、眠気で朦朧としながらも延々と話をし、そのまま眠ってしまったらしい。