最後のブログ(仮)

90年代以降作り散らしたblog的なものの最後

丹沢の向こう側から真っ白な富士山の全体を見た。

そこに富士山はゆるぎない姿で在った。
しかしそれは晴れた日に丹沢越しに見る富士山と違って、
近く、大きく、そして私と同じ空気を共有していた。


晴れた日に一度でも富士山を見たことがあれば、その存在は疑いようがない。


しかし一度も見たことのない人に、あの雲の向こうにそんなに美しいものがあると信じさせることは不可能だ。
また、一度も見たことがなければ、あの雲の向こうにそんなに美しいものがあると信じることは不可能だ。


あなたは晴れた日に富士山を見たことがあるか。
それはまだ「そこ」にあるか。