最後のブログ(仮)

90年代以降作り散らしたblog的なものの最後

気づいてみると子犬を飼っていた。ずっと昔から。

そいつは暗くて狭くてもじゃもじゃしたあたたかい場所で長いことぬくぬくと暮らしていた。
だからろくにものが見えない。寒さにも弱い。大きな音もこわい。


こないだ「起きな。そろそろ時間だよ。」と声をかけた。
しばらくぐずぐずしていたが、よろよろと這い出てきた。
目を擦り、伸びをして、身体をぶるぶるっとして、おおあくび。
まだよちよち歩きだけど、外の世界を歩き始めた。
今、私の傍らでむしゃむしゃ食べている。


どれぐらい大きくなるかはわからない。
セントバーナードかチワワか。

どちらでもいいけど、しっかり育てよ。
世界は広いぞ。