最後のブログ(仮)

90年代以降作り散らしたblog的なものの最後

研究成果が発表されていた

動物に春を告げるホルモンを発見−甲状腺刺激ホルモンの新機能−←PDF注意


個人的には、イチ動物としてすごく納得できる内容。というか「新機能」て。今まで知られていなかった機能が見つかっただけじゃん。

長日刺激によって下垂体隆起葉において最初に発現誘導される甲状腺刺激ホルモン(TSH)が脳内の視床下部と呼ばれる部位に作用し、生殖腺の発達を促すことを突き止めました。甲状腺刺激ホルモンはその名の示すとおり、甲状腺に作用して体温調整や代謝活動を制御するホルモンとして古くから知られていましたが、今回の成果によって、脳に直接作用し、春を告げるという全く新しい機能を持つことが明らかになりました。

そう。1月の終わりから、私の脳下垂体は間違いなく春を告げていた。それはもう実感があったとしか言いようがなく、冬眠を終えた私は春のピークへと駆け上っていったら、花冷えで転んだ、という認識であることは以前も書いた。今回のこの症状は、春が来たことと無関係でないことは、直感的に、というか私自身の体が気づいていた。で、その仕組みは、長日刺激、つまり日が長くなるのがきっかけだとこの発表は告げている。ふーむ。まだまだ内分泌と外部環境の相互関係に関してはわかってないことはたくさんありそうだな。そもそも甲状腺の位置だって、工学的に考えて何らかの外部環境変化を感知するための位置に思えてならない。


でも自分自身のイチ事例だけから帰納して得られる結論は、たとえそれが十分注意深く考察されていたとしても、「科学的」とは言いがたい。妙なことを口走ってもトンデモ化してしまうのがオチだからどうしても心に秘めてしまう。実は血液型に関しても内に秘めた思いを持っているのだが、「血液型性格診断はトンデモである」という、逆の意味で非科学的な信仰が蔓延している状況では口にしづらい。でもついでだから次回書いてしまおう。