人の世のよしなしごとには、数学や物理のような正解はない。
すべては自分で決め、その結果をすべて自分で引き受ける。
その覚悟さえあればいい。
今までの自分にはその覚悟がなかった。
だから自分で結論を出すのを避けていたんだろう。
45歳を迎えて、なぜか今まで見えなかった、
いや、見ていなかった人生のもう一つの側面が見えてきた。
そうなるともはや避けて通るわけにはいかない。
やっと直面する準備ができたということなのか。
だから直面する。いろいろな現実に。
そしてそれはもうリハーサルではなく本番だ。
多少指をまちがえようが、弓が止まろうが、体でテンポを感じてお構いなく進もう。
躓いたり転んだりすることはたいしたことじゃない。気にせず進め。
そんなことより、止まることがダメなんだ。
残された時間を最大限に生きよう。
