最後のブログ(仮)

90年代以降作り散らしたblog的なものの最後

O'REILLY Solid 2014に行ってきた(0.5)

出発1週間前に判明した事実とは…。

それはその週末の5/18,19にSan Franciscoからほど近いSan Mateoで、これぞ本家本元とでも言うべきMaker Fair Bay areaが開催されるのだった。21,22開催のSolid初日に合わせて20日の夕方にSFに到着する予定なので、ほんの3日違いでその機会を逃している。トータルで1週間程度SFに滞在する予定だったことを考えると、同じ滞在期間のまま出発を3日間前倒しするだけで両方に参加できたはず。しかしこの期に及んで格安ツアーの日程は変更できない。無念すぎる。普段、大抵のことは「どうにかなるさ」と思えるのだが、今回はこの微妙などうにもならなさが絶妙すぎて、涙をのむしかないのが悔しすぎる。

ちなみに日本のMaker Faire Tokyo 2014は11/23,24に開催される予定で、悪友Yとの企みを披露できたらなと思っている。現時点でもまあまあな感じだが、開催までにはもう少し洗練と追加をしたい。

閑話休題

今回Solidに参加するにあたっては、悪友Yが日本からForm 1が買えないことを不満に思っており、可能ならそれを現地で調達するという目的も含まれていた。Form 1について簡単に説明すると、これは3D プリンタの名前で、まだまだ高価だった光造形式という精度の高い方式を、MITの学生ベンチャーであるForm Labsが低価格で実現したもの。低価格と言っても3200ドルぐらいするのだが、問題は価格よりも日本への出荷に対応していないことだった。理由は勝手に想像していたレーザー出力や専用のレジン(紫外線硬化型の液体樹脂)輸送などの問題ではなく、単にカスタマーサポートの体制がまだできていないから、ということだった。

無理を承知で悪友Yに一緒に行こうと誘ったのだが、当然仕事の関係で動けない。そこで自分の分と彼の分と2台を手に入れることになった。また、可能なら日本で販売することができないかを確かめたい。それで担当者の心を掴むために思いついたのが、日本が誇る食品サンプルだ。これをForm Labs担当者に手渡して「こんな凄いものがプリントできるか?」と関心を引く作戦だ。また、自分のCTのスキャンデータをDicom形式からSTLに変換し、プリントしてもらうことも考えたが、3D Slicerを手に入れたもののDicomをSTLに変換する方法が時間切れでわからず、実現には至らなかった。

また、デモの各ブースを巡る際に、会話をしながらも視線を逸らさずに撮影できるという理由でPanasonicウェアラブルカメラも購入した。これが会場で大活躍するはずだ。ヘンな日本人として記憶に残る活躍ができるかもしれない…。

などと妄想をたくましく膨らませているうちに出発日の5/20は近づいてくるのであった。