最後のブログ(仮)

90年代以降作り散らしたblog的なものの最後

O'REILLY Solid 2014に行ってきた(0.9)

初日5月21日は9:00からキーノートだ。会場のフォート・メイソン・センターは地図を見るとホテルから5kmぐらいなので、いつもの散歩の代わりに歩いて行ってみた。50分程度歩いて8:15ごろ到着。

そもそもSolidのノリがまったく分からないので、Webサイトの登壇者の格好などからイメージしてジャケットと革靴で行ったのだが、無意味だった。アメリカは自由の国だ。ただ、MITが中心なので東部っぽい少し固めのノリなのかな、とは思った。Solidのロゴのブルーグレイっぽい硬質な感じ、主要なスポンサーがMicrosoftPaypalであることとかもその印象に加担している。それと、このテの話をするのにAppleのスポンサーがつかないのが疑問。iOSデバイスはPhysicalに対してもっともっと積極的であってもいいと思うのだが。というか、むしろそれこそが生き残る道だと思うのだが、Appleが向かう未来の姿として、ジョブズの亡霊が孤高な道を選ぶのだろうか。

一方のMaker Faireは暖色を基調としたカリフォルニアっぽい明るいノリなのだが、2013年にO'Reillyからスピンオフしてしまったので、今となっては別の会社のイベントだ。そのぽっかり空いてしまった穴を埋める存在がSolidと言えるのだろうが、より学術・産業寄りで生真面目な位置づけだ。

さて、朝は軽食があるとのことだったので、あまり期待せずにいたが、山盛りのシリアルバーと山盛りのフルーツ。あとなにかマフィンらしきものがあった(もうカラっぽ)皿。コーヒー等は自由。feeが高いから当然なのかもしれないが、出されるモノが個人的な好みにフィットしていて嬉しい。小さめのプラムやモモをいくつか頬張り、シリアルバー何本かとコーヒーを頂いた。うまい(気がする)。

デモのブースがところ狭しと並んでいる脇を通って奥に進むとステージがあり、客席が並んでいる。椅子は木製。タイラップで横に接続してある。正面のステージの両脇には巨大なスクリーン。

今回の2日間の会議は全員を対象とした基調講演がメイン会場で行われ、各自の関心に応じた5種類各20分のセッションが分散したいくつかの会場で行われる。両日とも午前中は基調講演、デモの見物時間や昼食などをはさんで、午後は各セッションに散らばる。その後は20分毎に会場を移動するため、もっとも離れた会場に行く場合は最悪で5分ぐらい遅刻してしまうのだが、誰も文句も言わず気にもしてなさそうなところがいい。