朝少し早めに起床してジョーさんと大瀬崎を撮影しつつ散歩する。相変わらず雲も多くてガスっていて富士山もほとんど見えない。だが海の透明度が高く、そこまで透けて見えるので日が差すタイミングでさざ波がきらめく感じがうつくしい。
朝食を取って荷造りをしてカフェに出発。今回は遠回りせずに直行する。昼ぐらいになった。しかし例によってアルコールを飲んだ翌日の午後に来る二日酔い的なダルさに悩まされしばらく休ませてもらう。
夕方になったので飛行準備を行う。海沿いは地面の面積が狭く、着陸に失敗した場合、水没の恐れがあるのでみかん畑の空いたスペースからスタート。ここしばらく飛ばしていなかったせいで確実に腕が落ちている。なんとかぎこちないながらも撮影。そのまま使えるようなものにはならなかったが、編集すれば使えそうなカットはあるだろう。
挨拶をして辞す。またいつでも来いと言われたので折を見て行きたいと思う。
次に行く場所を決めていない。このまままた室堂に戻るには、しかも立山側からアプローチするのは無論のこと、扇沢側からアプローチするにも体力気力が不足している。おまけにホテル立山に宿泊したとしても天の川をバックに雪の壁を撮影するには月の位置が悪いし、早朝の無人の雪の壁が360°映像的にどれほどのものなのかまったく想像がつかないので、どちらを撮るにしても戻って宿泊するだけの価値があるかどうか。
と迷っていたがジョーさんも渋滞の中を帰りたくないようなので、今夜も宿泊することにする。沼津市内で日本の東名に挟まれた場所にある、じゃらんポイントを使った結果ふたりで7000円を切る激安の、しかしちゃんとした立派な温泉ホテルだ。だが結局、疲れのためせっかくの温泉に浸かることなく寝てしまった。そしてジョーさんは翌早朝にバイクで出発。
