最後のブログ(仮)

90年代以降作り散らしたblog的なものの最後

ネイチャー映像コンテンツを作るために考えたこと

機材の選定や撮影技術つまり撮影する際の構図(どの範囲をどう切り取るか)、どういう露出(絞りの量とシャッタースピードISO感度)というその場での判断もさることながら、いつどの場所から何を撮影しようとするか(自分と被写体の時空間の座標)が基本的に重要。つまり、地球上のXYZ座標で人工物の内外なのか陸地なら山なのか川や湖や海なのか、それぞれの高さや深さはどうなのか、そこにはどうやってアプローチするのか。そして気温、天候や、太陽や月や他の天体の位置関係、など年月日時分秒それぞれの単位で変化するものたちと自分との関係をどう築くか。その間を取り持つ機材(主にカメラ)に何をさせるか。

自分で映像を撮影しようとするなら、自分が空間的時間的に自由である必要があり、そのためには、自分の肉体による制約はできるだけ少ないほうが良い。自分のパワーウエイトレシオに見合わない余計なものを肉体的に持ち過ぎると自由が奪われる。軽快に動け、いつでもどこにでも行けるような健康さを維持せねばならない。言い換えると、筋肉の割合をできるだけ維持したまま体重を10kg程度減らすべきだということ。機材を買ったりデータを編集したりするだけがやることではなく、肉体も機材の一部だという自覚を持ってそれのメンテナンスも怠らないようにしよう。

それとデータのバックアップの再考。現在はWiFi経由で古いTime CapsuleにTime Machineでバックアップしているが、冷静に考えればこれの内蔵2TB HDDも寿命に近いはず。Appleはもう製造していないからWiFiアクセスポイント+バックアップHDDの構成もそろそろ考えなければいけない。現状これ以外はすべてフラッシュメモリで構成されているので冗長化するために他のメディアも混ぜよう。USBの挿しっぱなしは気に入らないがかと言ってsmbはイマイチ信用していないのでNASはちょっとどうだろうか。でも最新の物なら良くなっているはずだから調べよう。

あとはやはり写真というものの基本中の基本を学び直すことだろう。ナショナルジオグラフィックのシリーズ以外にももっと工学的な基礎を。