最後のブログ(仮)

90年代以降作り散らしたblog的なものの最後

グループ活動

なにか自分にとって未知だったことに関心を持って、本を読んだり参加したり試したり検定みたいなものを受けたりすると、その後にグループ活動のお誘いがセットで来ることが多い。若い頃はわりと積極的に関わるタイプだったし、その活動を支える側に回りがちだったが、最近はあまり積極的になれない。体力が低下したのも一因だが、自分の関心や活動の継続性のなさを自覚したせいだろう。おもしろそう!と勇んで飛び込んでも飽きてしまったり他に関心が移ってしまったりして、コアの活動そのものよりもグループ活動自体が目的になってしまいがちな自分のダメな性質も知っている。事務局体質というかなんというか。自分の肉体を見ても生命活動に必要な以上に脂肪を蓄えていて、ああまさにこの贅肉がグループ活動における自分のポジションかも知れないと卑下したりする。

新たに学ぶことの多くは、最初は調子がいい。初めてやる人の中でも比較的うまくできることが多い。しかし初級を終えて中級になると成長は鈍化し、そこを超えるレベルになると飽きがち。だからなんでも極められない。自分のそういう変えがたい性質を30代でしぶしぶ受け入れて、広く浅くにシフトした。6種類ぐらいのことをぐるぐる回していれば徐々に深まるだろうという読みもあった。でもそれはつまり、他の人がのめり込んでいく頃には違うことに関心が向いてしまう自分を認めることなので、1つの分野のグループ活動にコミットできないということでもある。

単独でやるには限界のある活動が増えてきたが、それに対して自分はどう対処していけばいいのだろうか。ネットがあれば空間の問題はないものの、ある時間の経過後に関心が途切れるという時間の問題は残る。そしてその途切れた時間の間にも、その分野はどんどん進んでいく。せめて細々とでも同時並行に続けることができればいいのだが。

グループ活動、自分に不足しているものを補う上で必要なことは分かっているのだが……。