日常生活を送るのが精一杯で、ちょっと多めに頭を使うようなことは集中力が続かない、というレベルの体力で生きている。アフリカに行く前の70％ぐらい。このコロナウイルス禍によって人が集まるジムなんかは完全休業だ。ジムの存在に頼って維持していた自分の健康は、それによって支えを失ってしまったが、単に外で運動すればいいだけのことだった。川沿いを歩いたり走ったりする分には他人と濃厚接触することもなく空気も良い。ただ、まだかなり寒かったり雨が降ったりで、家に引きこもりがちだ。
このポンコツな身体と付き合うのはなかなかコツがいる。古いバイクやクルマなんかと同じだ。主要なメカだけメンテすればなんとなく快調な気がしてしまうが、実際に乗って遠出とかすると、オイルシールやらブッシュやらランプやらが劣化していてオイル漏れしたりサスペンションが効かなかったり照明が切れたりする。最近流行している「筋肉がすべてを解決」論にどうしても与できないのは、筋肉を鍛えるにあたっては、関節、骨、呼吸器系、循環器系なんかがしっかりしていることが必要条件だからで、それらすべてを満たすためには、筋トレだけすればいい、という訳ではない。
それでもうまく使いこなしさせすれば、そこそこ良い仕事ができるのも事実なので、この肉体の乗り手として、いかに効果的に乗りこなすかを目指していきたい。
