最後のブログ(仮)

90年代以降作り散らしたblog的なものの最後

2月が終わる

例年2月というのはもう少し寒かった気がするのだが、今年は耐寒性能が大幅に低下した自分ですらバイクで出かけられるぐらい暖かい。確実に春が近づいているというよりは、もうすでにかなり春なのではないだろうか。桜の開花もずいぶん早まるのではないかと想像している。

春が近づくにつれて体調が良くなるのか、寒くなると体調が悪くなる、というよりは活動力が大幅に低下して冬眠に近い状態になる、と言ったほうがいいのかもしれない。

それが気温によるものなのか、日が短くなるせいなのかは依然不明だが、冬至を過ぎて日が長くなってくると元気になってくるのは、多少変動はあれど甲状腺疾患を抱えてからここ10年以上の傾向ではある。甲状腺刺激ホルモンが長日刺激の影響下にあることは研究でも示されているし、きっとそれが間接的にでも関係があるのだろう。

1月末にコロナ陽性になってしばらく自主隔離していたが、症状は風邪とそう大きな違いはなく、38℃を超える発熱の期間もせいぜい半日ぐらいで、他の症状と言えば喉の痛みだけだった。が、最近そば屋で天丼を食べた時の味が鮮烈で、それまでは味が3分の1ぐらいしか感じられていなかったことに気づいたから、一定期間味覚障害もあったようだ。

一旦風邪をひくと長引く傾向が復活してしまい、今回は1ヶ月近くダウンしていたが、やっと平常運転と言える状態まで回復したと思ったら、もう2月が終わる。つまり2月を失ったわけだ。かつて斉藤由貴が「私たちの5月はどこ」と歌ったが「私の2月はどこ」である。

とは言え完全に失ったわけでもなく、最新のAIをせめてほんのり理解できるように25年ぶりに勉強したりしている。腕試しに初学者向けの検定でも受けてみようと思い、e-learningを受講したり検定用の教科書を読んでいる。90年代後半当時の冬の時代のAIから完全に次の深層学習にパラダイムが移ってしまったので、とはいえ完全に初学者ではある。次は実装もできる人検定みたいなのがあるので、そっちもトライしてみる。

減量はじわじわ進行している。年始94kg→年末80kg というスケジュールだと1ヶ月あたり1kg強減らすわけで、2月末の時点で91.5kgというのはちょうど良いペースではある。ただ、コロナで休んでいた間の食欲減退による体重減少と運動不足による筋肉量減少効果が加味されると、あまり好ましいものではないかもしれないが。

個人的には、人間が肉体的リソースや技量を多く持ちすぎると、ある程度なんでも自分でできるようになってしまうため、他者や周囲へ依存する割合が低下して、その結果、逆に、できることの規模が低下する気がしている。まさに器用貧乏。自分自身はできるだけ小さく維持する方が、周囲を大きく動かせるように思う。いまさらではあるがまだ20年ぐらいは生きないといけなそうなので、少しはがんばりたい。