最後のブログ(仮)

90年代以降作り散らしたblog的なものの最後

医者へ

この鋭い痛みがあるままでは何事も捗らないので、かといっていつもの大学病院のリウマチ科の先生は木曜日なのでどうしようもなく、そこへの紹介状を書いてくれた近所のクリニックへ行った。とにかく痛いのでどうにかしてほしいと無理を言って、注射と投薬と塗り薬を処方してもらった。サポーターは手首が動かないのでやめた。

帰宅して軽く食べてから薬を飲み塗ったら、しばらくして徐々に痛みが和らいできた。注射に関してはどうやら即効性はないと事後に知ってがっかりしたが、これで10日間はなんとか乗り切れそうな気がしてきた。

痛みがひいてきたせいか、昨日と打って変わって活動が捗る。さほど強い自覚はなかったが、ちょっとなにかするだけで痛みを感じる状態になってしまうと、人は痛みを避けようとして動かなくなるらしい。これはきっと肉体だけでなく精神にも当てはまる。なにかするたびにケチを付けられたり文句を言われたり暴力を振るわれれば人はきっと何もしなくなる。それは極めて動物的な意味で正しい。余計なことを言わないのが人を育てる上ではきっと大事なのだ。

あと11時間ほどで羽田空港から離陸だ。飛行機に乗るのは半年ぶりぐらいだし、海外に行くのは3年ぶりぐらいだが、今回はやはり緊張する。自分の知力体力の衰えへの自覚と、せっかくだから一発良いものを撮影してやろうという力み、そしてなによりアフリカの大地に足を踏み入れることへの高揚感。力んでしまうとかえって力が発揮できないのはチェロの師匠から学んだことなので、しっかり準備した上でリラックスして大いに楽しみたい。