最後のブログ(仮)

90年代以降作り散らしたblog的なものの最後

健康について

一見頑健でケンカと酒に強そうに見えるせいで得もあるのだろうが、自覚されるのは主に損の方だ。そういう第一印象を持つ相手の期待を100%裏切ることになるからだ。

100kg近くあるし筋力も相応にあるが、持病は3つあり、寒くなると心身ともに不活性化し、殴り合いのケンカなど生まれてこの方したことがなく、酒はまったく飲めない。

第一印象は裏切らない限り良いに越したことはないと思うが、裏切ることが確定している第一印象は変更したい。だがそういうことは自分ではできない。困ったものだ。

体重が重いとか太っているけど健康だったのは過去の話で、今は相応に不健康だ。もうすぐ還暦だから当然なんだろうが、55歳を超えた頃からホメオスタシスが低下し、一旦なにかが悪化すると元に戻りにくくなっている。体重は増えたら増えっぱなしで、しばらく活動しているとすぐ元に戻るようなことはなくなったし、関節が痛むのも放っておけばいずれ治っていたのがもう全然治らない。

こういう経験を積み重ねながら老いを受け入れていくのだな、というのが最近の気づきと言える。だからこんな経験を一切していないような同世代はうらやましい。

ジムに通うのは悪いことではないが、ハマって毎日通ったりすると疲労が蓄積するし、筋肉は鍛えられるが、関節はやられる確率が高まる。それに筋トレの揺り戻しが来て翌々日にぐったりすることになる。

なので「筋肉は裏切らない」とか勇ましいことを言っている人たちは、単に自分は若いということを言っているに過ぎず、どんなに立派な筋肉を育てたとしてもある年齢以降は、筋肉以外の関節や骨や内臓や精神などをやられていくことになるので、その覚悟はしておいた方が良いと思う。

健康なんてものは、生きている間の状態を良く保つための指標なので、自分の肉体を使い潰して死ぬ覚悟で生きているなら、別にどうだっていいことだ。死ぬ直前までピンピンしていられたらきっと素晴らしいとは思うが、そのために払う犠牲もまた大きいだろう。